- 学内にすでに導入されていたMoodleとシームレスな連携が可能
- 学生のレポート同士での類似チェックが可能
- 教員から学生への評価フィードバック機能の利便性の高さ
「普段はMoodleで課題を管理しているのに、最後の剽窃チェック機能だけを別のシステムで行うというのは利用者にとっては不便なので、 Moodleと連携して利用できていることは非常に良いと感じています。」(生熊氏)
Moodle と連携させた課題提出画面
画面右下に表示されている類似スコアをクリックするとTurnitinのレポート画面が表示される
TFSとMoodleを連携させたことにより、学生が課題やレポートの提出場所に迷うことがなくなり、” どこに課題を提出すれば良いかわからない””IDやパスワードを忘れてしまった”といった問合せが減った。 学生はMoodleを使用しているつもりでTFSを使用しているため、サポート窓口も一元化でき、 運用コストを考えても学内でのTFS利用に対する評価は高い。
情報システム室ではMoodleと連携後に利用促進の一環として、教員へのTFSの利用説明会を行い、多くの教員が TFS を理解している。特に今までWordのコメント機能を利用して一つずつ添削していた教員にとっては、 フィードバック機能により今まで大変だった作業が簡単にできるようになったと実感されている。また、通常の課題提出でも、 昨年の生徒の課題のコピーであったり、学生レポート同士の剽窃チェックができるのは実用的と認知されている。
実際に2016年に教員・学生に対して行ったTurnitinの利用者アンケートの結果では、 「TFSにファイルをアップロードしたことはありますか?」という質問に関しては *72%が Yes と回答しており、 TFSを使用した感想の結果を見ても、比較的高い割合でTFSの存在を意識しており、有用性を感じていることがわかる。(*上智大学調べ: 2016年度Turnitin利用者アンケートより)
新型コロナウイルスの影響により、昨年のLMS利用者と比較すると、2020年4月からの半年間でさらに利用者が増え、学生・ 教員含めほぼ全員がLMSを利用している。コースの作成数に関しては、*3倍近く増えており、 Moodle内で作成されたコースに提出された課題はバックグラウンドでTFSの剽窃チェック機能により類似スコア結果が表示されている。 (*上智大学調べ:Moodleログイン数年度別比較データより)
大変満足している。授業のオンライン化で利用者が急増したことにより、ほぼ全学生と教員が使用するようになってきたため、 使い方に慣れていない方でもスムーズに利用できるように引き続きサポートを展開していきたい。