株式会社朝日ネット(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:土方 次郎、以下「朝日ネット」)は、Turnitin LLC(本社:米国カリフォルニア州、以下「ターンイットイン」)とのパートナーシップを拡大したことを発表しました。この発表に伴い、朝日ネットは教育機関向け学習管理システム(LMS)「manaba」と「Turnitin Feedback Studio」の連携において、1EdTech LTI(R) 1.3連携の認証を取得しました。Turnitin Feedback Studioは、アカデミック・インテグリティ(学問における誠実性・公平性・一貫性)を担保し、学生の課題レポートに対する採点評価やタイムリーなフィードバックの提供をサポートするためのツールで、Turnitin Feedback StudioとOriginalityの連携に使われます。
manabaとターンイットインの類似性チェックツールを連携することで、両社は教育におけるライティングの価値を遵守するツールを提供することができるようになりました。教員は学生の提出物を可視化することができ、学生に文章の改善や適切な引用・出典の仕方を指導することができます。また、生成AIの利用者が増えている背景から、ターンイットインは生成AIの利用の可能性を検知するオプション機能も提供しています。
ターンイットイン 北東アジア地域 リージョナル・ディレクター 松永ベッツィー(Betsy Matsunaga)は、 次のように述べています。「現在の教育現場では、インターネットや生成AIなどの技術の効果的な活用が期待される一方で、アカデミック・インテグリティを犠牲にすることなく、学習プロセスを支援することも求められています。この度の朝日ネット様との協業により、国内で多くの教育機関が利用する学習管理システムmanabaと弊社製品の連携を実現し、「教員のより丁寧な指導」と「学生が自ら考え、書く能力」の向上をご支援できることを大変喜ばしく思います。弊社は「学びの最大化」という両社共通の目的を強化し、日本のアカデミック・インテグリティ推進に貢献して参ります」
生成AIの台頭により、教育界は環境の変化に直面しています。この変化に伴い、学生の独自の創造力や批判的思考力を伸ばすための適切なアプローチやツールの活用が不可欠となっています。学生は学習過程の中で継続的にフィードバックを受けることで、成長を促し、自己調整能力を身につけることができます。これにより、学生独自の創造力と批判的思考力が養われます。その根底にあるアカデミック・インテグリティ(学問に対する誠実さ、公正さ、一貫性)は、教育においてますます重要になっています。
朝日ネット 上席執行役員 小松大は、次のように述べています。「対面とオンラインを併用した授業運営や学修活動における生成AIへの対応など、大学が推し進めるDX化に対応するために、manaba は2024年3月のバージョンアップにてLTIに対応しました。今回、ターンイットイン社の類似性チェックツールとLTI連携できることを非常に喜ばしく思います。この取り組みが、「学生が学業における誠実性・公平性・一貫性を担保し、教育に取り組むことで、学習と独自性のある思考力を醸成する」ことに貢献することを期待しています」
manaba (マナバ)について
manaba は、日本の多くの教育機関に採用されているクラウド型の教育支援サービスです。[課題管理]や[情報発信]機能により、授業の事前・事後の学びを支援することはもちろん、授業「中」の学びをも最大限に支援します。また、レポートや評価が自動的に蓄積されるポートフォリオ・スペースを学生(生徒)一人ひとりに提供し、それを軸とした学修支援環境を提供します。
manaba を全学でご利用いただいている大学等の数は93校(2023年9月現在)です。
日本の大学生の4人に1人(※)がmanaba を利用しています。
※ 2023年の全国の大学生数と manaba 利用者数をもとに算出。
manaba サービスサイト:https://manaba.jp/